60%生活

ナチュラルボーンめんどくさがり

メイク嫌いだってたまにはメイクする

昔からメイクが嫌いでした。
アイラインを引くと目をこすれないし、チークが服につかないように気をつけないといけないし…


そう、私は「めんどくさい」が全ての感情のトップにくる人間。
伝家の宝刀「めんどくさい」がメイクに対しても遺憾なく発揮され、「キレイで魅力的な女に思われたい」という感情は置いてけぼりに。
その結果、顔色が悪く覇気のないオバハンができあがるのです。



コロナ時代になり、マスクをするようになると、メイク嫌いの女に追い風が吹きました。
チークもリップも塗る必要がないからです。
マスクと前髪に隠れてほぼ目元しか出ていないのだから、顔色の悪さもわかりゃしないでしょう。
そんなわけで、日焼け止めとマスカラのみを塗った顔面でパートに行っていました。


パートを辞めた今はほぼ家にいるため、もちろんメイクをしていません。
メイクをしないと肌がキレイになると思われる方もいらっしゃると思いますが、私は元からファンデーションを塗っていないので何の変化もありません。
一定の周期で、みっともない場所(鼻の下とか)に吹き出物が出現します。
少しがっかりしますが、私は健気に生きています。



先日、友人の家に遊びに行く予定があった日に、ムズムズと「ちゃんとメイクしたい欲」が湧き上がってきました。
いつもちゃんとメイクをしている友人の前で恥をかきたくないと、急に「ちゃんとメイクをしない=恥」という方程式ができあがったのです。


私だって女じゃけん…と泣きながらパウダーをはたき、アイライナーを引き、マスカラを塗り、眉毛とまぶたにパウダーをはたきました。
唇は端の方の皮がむけていたので、中央だけリップを塗りました。


M·A·Cの美容部員に「出直してこい」と言われるであろう出来栄えでしたが、家にあるメイク道具をフル動員させたので、これ以上の仕上がりにはなりません。
私は意気揚々と友人宅に向かいました。
ちなみに3日ぶりの外出でした。



そこで気づいたのは、「フルメイクをしていると人の顔を強気で見れる」「メイクはキレイになるためだけのものじゃない」ということです。


友人宅に向かう前にスーパーに寄ったのですが、店員さんの顔をいつもよりちゃんと見ることができました。
挑戦的な目つきで「Suicaで」と言うことができたのです。
私が伏し目がちで覇気のないオバハンだったのは、ちゃんとメイクをしていなかったせいだったのだと腑に落ちました。(原因それだけじゃないだろうけど)


友人宅に着くと、もちろんちゃんとメイクをした顔で出迎えてくれました。
乳飲み子がいて私の数億倍多忙なはずなのに、ちゃんとしていました。
そう、ちゃんとしていたのです。


メイクをすると、単純に顔面の出来栄えが良くなります。
だけどメイクの目的はそれだけじゃないと思うのです。


まず「自分はやるべきこと(メイク)ちゃんとやってるんで」と自信が持てます。
いつもはこれが「すいやせん日焼け止めだけで」となるから、猫背で日陰を歩くことになるのです。
手を抜いているという自覚があるから自信が持てないし、友人を前にして恥ずかしいという感情が生まれるのです。


それにメイク崩れを気にするという「気づかい(私に足りないもの)」が生まれます。
気づかう女は魅力的なのです。
めんどくさがってる場合じゃない。



私は「女性の化粧はマナー」とされる社会にたまに疑問を持ちながら、何も考えず最低限のメイクをしてきたタイプの人間です。
ミニマリストだからメイク道具だって最低限にしたいですし、日によってシャドウの色を変えるなんてセンスもありゃしません。


だけどメイクひとつで自信と気づかいを手に入れられるのなら、めんどくさいとか言わずにちゃんとやろっかな〜(たまには)と思った次第です。


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